定義
Time and Materialモデル(T&M)とは、プロジェクトにかかった実作業時間と単価及び提供資材の対価、必要な実費経費に基いた料金をお支払い頂く契約形態です。実費償還契約または原価加算契約と呼ばれることもあります。T&Mモデル(Pay as you go)は、プロジェクトの要件が最初に明確に定義されていない場合、特に開発プロセス中に作業範囲が変更される可能性がある場合に最適です。
メリット
動的な作業範囲
本モデルの最大の利点は、ワークフローをあまり中断させずに仕様変更、新機能追加を対応できることです。T&M契約では、関係者は当初のソフトウェアプロジェクト計画に従う義務はない。その結果、プロジェクトの仕様だけでなく、チームの規模も現在のニーズや優先順位に応えて簡単に調整ができます。
透明性
固定価格モデルでは、顧客は初期計画段階のみで開発プロセスに参加するため、最後まで進捗状況の管理が難しいです。一方、T&M契約では、顧客との透明性を高めることができます。顧客は開発全体を管理でき、問題が発生する時に開発者から直接対応頂けます。
コスト削減・予算管理効率化
コスト削減・予算管理効率化は、T&Mモデルの2つの大きなメリットです。単価が明確に設定されているため、お客様は予算計画を効率的に立てられます。さらに、お客様はプロセス全体をより深く理解でき、いつでも要素・機能簡素化もしくは削除、及びコスト削減が可能です。